先輩の声

2021年研修開始 長友さんご夫妻

田舎のスローライフならぬハードライフ?!夫婦二人で農家を目指して邁進中です!

メロンで新規就農予定、研修中の長友さんご夫妻の紹介です!

研修開始年月
2021年4月
研修開始年齢
俊宏さん45歳 富美子さん43歳
予定就農地
富良野市山部
栽培作物
メロン
家族構成
猫二匹
取材:2022年5月

Q.農業に興味を持ったきっかけを教えてください。

以前は名古屋で和食の料理人をしていました。滝川出身の奥さんが北海道に帰りたいと思っていたのもあり移住を考えた時に、憧れていた富良野を選びました。夫婦揃ってスノーボードが好きで何度か富良野を訪れていたので知人もいましたし、山が近いことも魅力で迷いはありませんでした。とはいえ、当初は全く農家になることに興味はありませんでしたし、メロンの産地であることも知りませんでした。暮らすに当たって何か富良野らしい仕事をやりたいなと思い、3年間農家さんでアルバイトをしました。その時楽しかったことがきっかけですね。そこでもっと自分なりの農業にチャレンジしたいと考えるようになり、新規就農という形を目指すことにしました。

Q.研修について教えてください。

栽培作物でメロンを選んだのは、メロンしか知らなかったからです。ミニトマト栽培の経験もなかったので、これまでに経験のあったメロンの栽培、メロン農家を目指すことにしました。昨年から富良野市農業担い手育成機構でお世話になり始め、1年目は親方研修としてメロン農家さんで1棟のハウスを任されメロンの栽培管理をしました。2年目の今年は、担い手育成機構の研修センターでハウス4棟を管理する研修中です。栽培に関わる全ての工程を初めて一人で管理する中で、天候に左右されながら毎日色々なことに取り組んでいます。奥さんは現在農家研修で主に女性が担当する仕事、例えば小さい苗の管理や芽かきなどをやりながらおかみさん研修をし、朝夕研修センターでの作業を手伝ってくれることもあります。夫婦別々の農家さんで研修をするステップは大変ですが、より多くの農家さんのやり方を学ぶことができます。就農地は今年中に決まる予定で、来年は現地での実践研修に入ります。資金は決められた自己資金を準備してスタートしました。

Q.地域との関わりを教えてください。

仕事が終わった後に鹿柵を作ったり草刈り、用水路掃除などの作業に参加させていただき、地域の皆さんと一緒に活動しています。そういった場で交流も深まりますね。

Q.農閑期の過ごし方を教えてください。

昨年は研修の後、アルバイトに行っていました。就農しても波に乗るまでは農閑期もアルバイトをすることになると思います。でも、山がすぐそばにあるので夫婦でスノーボードをしに行くこともあります。もともとは滑るために引っ越して来た部分もあるので、そこは外せません。息抜きもしないとね!

就農を考えている方へのメッセージをお願いします!

富良野市農業担い手育成機構の就農システムは条件が良い方だと思います。改善点はたくさんあると思いますが、恵まれた条件ではないでしょうか。富良野は過疎傾向にあるので、若い方に入ってきてもらって第一次産業を盛り上げていかないとまちが廃れていく一方です。自分たちは農業をやるには遅めのスタートですが、それでもできるということがこれから始める方の励みになるのかなとも思っています。田舎でスローライフという思いもありましたが、なかなかのハードライフです。でも楽しい!ぜひ、富良野に来てください。