先輩の声

2019年就農 阿部さんご夫妻

最高の自然環境の中で作物と一緒に育っていく。困ったことがあればみんなが助けてくれます。

ミニトマトで新規就農した阿部さんご夫妻の紹介です!

就農開始年月
2019年4月
就農開始年齢
正和さん40歳 麻美さん40歳
農地
およそ1.6ヘクタール
栽培作物
ミニトマト・かぼちゃ
卸先
農協
家族構成
長女
取材:2022年5月

Q.農家になろうと思ったきっかけを教えてください。

旅が好きで海外、国内と旅をするなかで北海道に来ました。ホテルで飲食関係の仕事をしたりと最初は農業をやるつもりは全くありませんでしたが、この北海道の広い土地を見て直感的に農業をやりたい!と思いました。その直感から動き始め、札幌で開催された「新・農業人フェア」に参加し、いくつかの地域と作物を検討するなかで富良野市での研修、就農に至りました。富良野市での就農を決めたのは、「ふらの」という土地の名が全国的、また海外でも広く知られ農作物の販売を後押ししてくれると考えたのも一つ。そして何より、その時の担当者の方がとても印象良く、柔軟に対応してくださったことが大きかったですね。その出会いがなかったら今はなかったかもしれません。

Q.就農するまでの流れを教えてください。

東山地区での就農、栽培作物はミニトマトと決まっていました。農業ヘルパーを1年、農家研修1年、富良野市農業担い手育成機構トレーニングセンターでの研修1年、そして就農予定地(現地)での仮就農1年を経験し、2019年に新規就農しました。研修期間はもちろん大変なこともありましたが、富良野市の就農サポートは手厚く不安はありませんでした。当時、東山地区での就農可能地は数件あり選ぶことができました。全て家も付いていて住む場所の不安も無かったですね。資金面でも富良野市の補助、国の補助もあり心強かったです。

Q.地域との関わりを教えてください。

地域のみなさんには研修当時からずっと現在も、とてもよくしていただき日々助けられています。地域のみなさんの支えがないと成り立たない仕事で、感謝しかありません。みなさんが私たちを気にかけてくださり、都会とは違う良さがありとても居心地が良いです。また、地区を超えて新規就農者の間での交流もあり、色々なことを学べます。

Q.農閑期の過ごし方を教えてください。

かぼちゃは10月、ミニトマトは11月前半、雪が降る前に片付けを終わらせます。他にも機械のメンテナンスや経理など色々とありますが、休みの期間でもあるのでゆっくり過ごしています。旅が趣味なので、海外旅行をしたいですね。ここ2年はコロナ禍の影響もあり海外へは行けていませんが、今は2歳の娘と過ごすことが趣味です!

就農を考えている方へのメッセージをお願いします!

とにかく自由、一年を通してずっと自由です!誰に縛られることも無く、自分たちで考えて自分たちのペースで生きることができます。トマトの生育に縛られるくらいです。全て自己責任で覚悟も必要ですが、自然と共に仕事をすることができ、暮らすことができる。子育てにも最高の環境です。買い物する場所が近くに無かったり、保育園のことなど子供が生まれて初めて直面する課題があるのも事実ですが、なにものにも代え難い自然環境に恵まれています。また、今は少しずつ新規就農者も増えていて交流もあるので、より近い立場の就農者の話を聞くこともでき心強いですよ。就農に興味のある方はぜひ、なんでも相談してください!