ミニトマトに夢をのせて ― 富良野で始まる中田さん一家の挑戦
夫婦と娘、3人で紡ぐ富良野の暮らし
- 就農開始年月
- 2024年4月
- 就農開始年齢
- 太郎さん 39歳 はづきさん39歳
- 農地
- およそ3.1ヘクタール
- 栽培作物
- ミニトマト
- 卸先
- 農協
- 家族構成
- 長女

Q.農業を始めたきっかけを教えてください。
秋田から自転車で日本一周を考えていた中で、冬の間のアルバイトを探して妻の実家がある愛媛県へ。そこでみかんの選果場で働いたのが農業との最初の出会いでした。その経験を通じて新規就農の話を知り、向こうのJAの紹介もあって富良野でのアルバイトにつながりました。富良野でも市独自の助成制度や新規就農制度が整っていることを知り、農業に本格的に取り組む決意を固めました。
Q.富良野を選んだ理由は?
就農に必要な初期投資の負担を軽減するためのハウスや農機具への補助が充実しており、経済的な不安が少なく始められる環境が整っていたことが大きな決め手でした。また、富良野のミニトマトはブランドとして成長しており、その将来性に大きな魅力を感じました。これらの条件が重なり、富良野での就農を選びました。
Q.地域や暮らしの中で感じていることは?
研修開始から4年が経ち、地域の方々から資材の融通や技術的なアドバイス、不要になった機材の譲渡など多くのサポートを受けてきました。さらに、水の管理や草刈り後の焼肉会といった地域行事にも自然に参加しており、温かい環境で迎え入れられていると感じています。農閑期には育苗ハウスの管理や除雪、確定申告などの作業に加え、録画したテレビや映画を楽しんだり、子どもの育児に時間を使ったりして生活を送っています。
Q.趣味や暮らしの楽しみは?
太郎さんは、かつて自転車が趣味でしたが、今は農業そのものが趣味と実益を兼ねた存在となり、他の作物の研究も楽しんでいます。はづきさんはバイクが趣味で、愛媛から250ccのバイクを運び、今も乗り続けています。農業や地域での暮らしの中に、それぞれの楽しみを見いだしています。
就農を考えている方へのメッセージをお願いします!
農業は自営であるため、自分のペースで好きな作物を育てられるという大きな魅力があります。努力と情熱次第で、生計を立てることも可能です。さらに補助制度も整っており、調べてみることで新しい発見が得られます。ぜひ富良野という環境で、農業に挑戦してみてはいかがでしょうか。