先輩の声

指導者 後藤さんご夫妻

農家は一生懸命やれば食べていける!田舎の不便も丸ごと楽しむ、そんな気持ちで就農を目指してみませんか?

ミニトマト栽培の指導者 後藤さんご夫妻の紹介です!

営農地
富良野市東山
農地
およそ25へクタール
栽培作物
ミニトマト・小麦・馬鈴薯・ビート
卸先
農協
家族構成
長男・長女・次男
取材:2022年5月

Q.指導農家になった流れを教えてください。

後藤農園は昭和21年にここ東山で農業を始め、私で4代目です。小さい頃から農業を見て育ち農業高校へ進み、その後農業専攻科で2年学びました。家業に入り34歳で経営移譲、現在経営者として11年目を迎えます。自身で経営する責任を常に感じつつ、面白さや楽しさも感じています。作物は小麦や馬鈴薯など色々と栽培していますが、ミニトマトの栽培は現在12シーズン目です。その経験や経営規模に基づき、富良野市農業担い手育成機構からの依頼で新規就農者育成指導者グループの一員となりました。

Q.指導農家としての考えを教えてください。

これまで東山地区では4件の新規就農者が誕生しています。ここは過疎化も進んでいるので住む人も増えてほしいですし、就農することでこの地区に定着してほしく、また何よりも仲間を増やしたいという思いを持っています。新規就農してもらうためには、来る人にとって就農しやすい「受け入れ体制」が整っていなければなりません。研修中に就農する場所を選ぶ必要もあります。その方の人生を左右する仕事であり、それに関わる時間を費やす研修期間でもあることから、担い手機構で当初予定されていた研修期間より一年早く就農できる流れを提案するなど、よりスムーズに就農していただけるよう工夫を重ねています。

Q.農業はどんな方に向いていると思われますか?

「さぼらない人」。特にミニトマトの栽培は、大きく天気に振り回されることもなく他の作物に比べると安定しているので、やることをきちんとやっていれば生活できます。あとは、地域の方や仲間とコミュニケーションを取れることも大事です。狭い地域の中では周りの助けが無いと生活できないので、その付き合いを楽しめる人に向いていると思います。ノリが良いことも大事ですね。

Q.農閑期の過ごし方を教えてください。

概ね11月の終わりには作業が落ち着き、動き始めるのは2月に入ってからなので、およそ2ヶ月ほどが農業を休む期間です。その間毎年宅配の会社で働いています。富良野スキー場で圧雪車に乗る人もいるし、スキーのインストラクターをする人もいます。除雪関係の仕事をする人もいますよ。

就農を考えている方へのメッセージをお願いします!

ミニトマトの栽培は比較的安定していて、他の作物の栽培と比べるとリスクも少なく新規就農時の作物に向いています。一生懸命やれば食べていけます。忙しいけれども農家の良いところは自分で休みが作れるところ。田舎なのですぐ近くにコンビニが無いなど不便もありますが生活できます。一番良いのは嫁さんとずっと一緒に過ごせることかな。興味のある方はぜひ!楽しい時間もいっぱいあります!みんなで飲もう!!!